視線の効果
職場のイケメン君のワークスペースは私のと同じフロアではあるけど、フロアを区切る背の低い本棚とその上に積まれた書類の山に遮られているのでパソコン越しからは彼の様子を伺うことができない。
しかしイケメン君の視界に確実に入るスポットは存在する。
それは窓際部長または課長席。
それを知って以来最近よく部長か課長のもとへ分かりきった相談をしに行くようになった。
よく目に入る人のことって意識無意識のなかで気になるようになるとかどこかでそんな本を読んだ。
振り向いたら目があうことが何度かあったので部長課長のもとに行くときは一層身だしなみを整える。
お陰様で部課長からの信頼を日に日に得ている感じがする。
って、 嬉しいけどなんか違うぞ
イケメン君に自分から話しかけられない残念な私に幸あれ